製本合宿を終えて、丸背上製本の、知識を失いたくなかったので、再度、自習することにしました。
昨日、自分のこれまで書いてきた小冊子の文章をいくつか統合し、A5サイズで200ページ程度の文量になったので、これぐらいあればちょうど良い、ということで、早速、丸背上製本に取り組み始めました。
まず、文章校正を1日かけてして、その後印刷。
印刷した後は、見返しの用紙を本文(ほんもん)につけて、4箇所に仮の背固め。
今日は、製本用材料を買い出しに。
深緑の合皮がかっこよさそうだったので購入。
しおり紐は無かったけれど、細いリボンがあったので購入。
花切れ用の布が無かったので、100均の補修用の布を購入。
和紙が欲しかったので、半紙を購入。
こうしてみると、住んでいる近くでは製本用材料は揃わないなぁ、という感じです。
妥協妥協の産物です。
それでも、深緑の合皮はかっこ良かったので、早速切り出しました。
あ!
切るところ間違えた。1枚分無駄にしてしまったけれど、小さい作品なら作れそう。
切った合皮は半紙にのりボンドをつけて裏打ち。
半紙は薄いので紙が破れてしまいました。むらなくのりボンドを塗るのは難しいです。
丸背にするために、本文を小口からギュッと。
竹の指輪で丸くなった背に癖をつける。
そして、習った手つきで本文を裏返して、もう一度同じ動作を。
よしよし、いい曲がり具合だ。
背にしおり紐を・・・・・・・そうか、バラバラの無線とじだからしおり紐が貫通するのか・・・・・・
応用して、細いリボンを折り曲げる。
意外と弾力があってボンドをつけてもすぐにピンと戻ってしまう。
手こずった。
花布は・・・・・・・作ったけど、色も変だし太い。
まぁ、妥協。
こうして、私の美学は妥協されていくのだ・・・・・・
ああ、妥協しない材料がすぐに手に入る土地が羨ましい。
花布については、今後はもう少し考えて作ろうと思う。
今回は妥協。
花布は貼った。寒冷紗を貼った。背の紙をつけて背固め終了。
・・・・・・あ・・・・・・バッキングし忘れた・・・・・・
そもそも、板紙をつけてやらなきゃいけなかったな。
思い出したが、完成度が著しく下がる。
裏打ちした合皮・・・・・・なんか和紙浮いてるし・・・・・・
影響は少ないか・・・・・・妥協。
もう・・・・・・妥協ばかりだ。
裏打ちした布を寸法で切って、板紙をのせてのりボンドつけて・・・・・・
おいおい、和紙って合皮につかないのか?
製本用ボンドで補強。なんとかくっついた。
後はプレスして1日待つ。
ということで、明日は、いよいよ表紙と本文と合体させ、完成ということになります。
2025/09/17 22:42:55 キクシェル
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