読書雑記2 喜びが喜びを生む

今回、読んだ本はひすいこたろうさんと石井しおりさんが書いた『常識を疑うことから始めよう』です。

本との出会いはひすいこたろうさんの本を古書店で探していた時に出会いました。また、サンクチュアリ出版さんの本ということで、20代に影響を受けた高橋歩さんのことなどを思い出します。いろいろな人の努力の仕方がヒント集として見ることができる本のひとつです。

この本は人生の困難でヒントを得たいような難問に出くわした時に読みたいです。
自分の人生が大切なことを思い出させてくれる大切な本です。

喜んでいると次の喜びと出会える

喜びとは、芋づる式に掘り出されていくもの。喜んでいると、また次の喜びと出会えるのです。

『常識を疑うことから始めよう 嵐の時代を生き抜くヒント』 ひすいこたろう、石井しおり サンクチュアリ出版 2013年

喜びが喜びを生む

 良かった良かったと喜んでいると、また、良かったと思えることが起こるということの、そういう意味が少しずつわかってきています。そして、最初は生きていることを喜んでいたらいいのだろうということがよくわかってきました。なぜなら、今、生きていることは誰にでもできる簡単でありながら、ある時は難しく、霊妙で奥深いことだからです。そこをひっくるめて生きることを喜べてくると、喜びが喜びを呼ぶ体験があり、それに気づき、喜びが喜びを生む経験がわかるようになりました。
 今までは、どうにもならないことに腹を立て、イライラしたり、憎しみにかられたり、イヤな気持ちになることがたくさんありましたが、どうやら、憎しみの地獄の時期と卒業の時期に来たようです。 名曲、『旅立ちの日に』が流れてくるのがわかります。
 自分を喜ばせることも大事だそうで、うなずけることだなと思います。以前は、努力偏重の真面目すぎるところもあったため、遊びのないハンドルみたいなところがありました。しかし、最近は余裕かまして鼻歌を歌いながらハンドルを持つような感じで、気楽に生きることを日課にしています。そして、自分の喜びにも気をつかうようになり、むしろ、自分を喜ばせることが、大事だなと思うことが多くなっています。そして、それが、結果的にいい方に進んで行くナビゲーションのような感じがすることが少しずつわかってきました。

重要なドミノ

434万5027個のドミノの中で、一番重要なドミノはどれですか?

『常識を疑うことから始めよう 嵐の時代を生き抜くヒント』 ひすいこたろう、石井しおり サンクチュアリ出版 2013年

しあわせのドミノ牌

 私の今のしあわせがあるのは人生すべてのドミノが上手く倒れてくれたからだということだろうと思います。どの人生のドミノ牌が欠けても今の自分ではないでしょう。そういった意味ではすべてが重要です。
 就職することを怖がっていた時期がありました。本当に、なぜか恐怖でした。学校や訓練に逃げたり、引きこもったりしたこともありました。そんな山あり谷ありの私の人生のドミノの大きな分岐のキーとなったドミノ牌は、やはり、障がいの発症ということになりましょう。
 自分が自分のコントロールを外れるというのは中々大変です。周りに迷惑をかけてしまいますし、記憶が残っているので、後に後悔したりだとかということもあります。
 ですが、私は障がいを持たなければ、ここまで全身全霊で、人生をよりよいものにするために奮闘することはなかったと思います。そのエネルギーは発症というドミノが倒れたときに発生したようです。ですが、それも決して障がいが悪いものではなく、いろいろな経験をできるきっかけにすぎなかったなと思います。
 これからは、しあわせのドミノ牌をどんどん倒してしあわせになっていこうと思っています。最初に倒したしあわせのドミノ牌なら、たぶん、次のドミノ牌はしあわせのドミノ牌だろうと思います。もし、途中で、不幸のドミノ牌があったら、次のドミノ牌はこっそり笑顔になれるしあわせのドミノ牌に変えておこうと思います(笑)。とにかく、ごきげんで過ごしていきたいと改めて思いました。

追記

 巻末に、「あとがきにかえて」を石井しおりさんが書いているのですが、自分の人生がうまくいかないようなときには、この部分は読んで納得して元気づけたいなと思いました。
 そして、ビートたけしさんの「騙されるな」という詩が載っています。

皆さまに素晴らしくしあわせなことが湧き水のごとく湧きますように

2024/09/10 19:35:42 キクシェル

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