この記事は、私の統合失調症にまつわる体験談を交えた読書雑記です。
今回、読んだ本は、斎藤一人さんとみっちゃん先生さんの『この世を天国に変えるコツ』です。
この本とは、大好きな名物料理を食べに行った帰りに書店で出会いました。
斎藤一人さんとみっちゃん先生さんの本で、まだ読んだことの無い本でしたので、手に取りました。
本の帯の『新しいチャレンジに躊躇していないかい?』という赤い文字に引き寄せられ、本を開きました。
人生を明るく楽しく挑戦していきたい人にオススメしたいです。
人生は場数
人生は場数
人生は場数です。最初はうまくいかなくても、場数を踏むことでどんなことでもうまくこなせるようになっていきます。
『この世を天国に変えるコツ』斎藤一人・みっちゃん先生 株式会社 徳間書店、2024年
とにかく、小さな一歩を出して、どんどん場数を踏んでいきたい。
行動しなくて現状が変わらないのは、もう、うんざりしている。
私の回復の場数
場数を踏んで、うまくこなせるようになったことは、まったく知らない状態から、エクセルのVBAを独学で学んだのですが、高度な実用的作品を作れるようになり、うまくいった経験です。
プログラミングは基本的にトライ&エラーで改善していくものなので、場数を踏むというのはそういうことなのだろうなと腑に落ちています。
また、私は統合失調症の症状悪化と回復を繰り返したので、これも場数が踏まれており、症状が悪化し混乱し、入院したときにいかに早く回復するかということはある程度わかっています。
何をどの程度すると症状が悪化するかもだいたいわかってきています。
しあわせなことに、統合失調症の回復についてはある程度のコツを掴んでいる状況にあります。
それは、薬飲んで静かに、自分が没頭できる楽しいことをしていると回復するということ。
精神科病棟内には作業療法もありますので、検討するといいかもしれません。
私は自分独自のお気に入りの活動があったため、あまり向いていませんでしたが・・・・・・。
一番、勇気が要るのが初めてすることで、今もやりたいことがありますが、非常に覚悟が必要な状況です。本の中には場数を踏むためには、目の前にある簡単なことをやるしかないことが書かれていました。とにかくハードルを低くすることらしいです。
ようやくその意味が腑に落ち、今、できることを簡単なことから順番にやるしかないな、ということをしています。
成功のコツは数をこなせば勝手に身につく
目標の代わりに場数を意識する方に切り替えたら、格段に生きることがラクになりました。
『この世を天国に変えるコツ』斎藤一人・みっちゃん先生 株式会社 徳間書店、2024年
回復の場数で身につけたもの
何度も症状が悪化して回復していくと、だいたいどのぐらいの調子のよさかというのがわかります。また、医師との相談、福祉支援者との相談によって自分を客観的に見てくれる人の意見を聞きながら、自分の調子はだいたいこんな感じなのかということがわかりました。
また、就労したり、療養したり、就労継続支援B型に戻ったりを繰り返しながら、いろいろとその時々に応じた取り組みの仕方でどのようになるのかはだいたいわかってきています。
仕方なく積んだ場数でしたが、今の私を構成しているのはそこで得られたものがほとんどです。
幾度も就労、再発、失業、入院、回復の場数を踏んで、ようやく社会復帰できたので、今度は、明るく楽しく喜びの場数を踏みたいと思っています。とにかく、永久に伸びしろのある、しあわせな人生を続けて謳歌したい。
ここまでわりと大変だったですが、たったこれくらいの挫折ぐらいではであきらめてきませんでした。
これだけ場数を踏んでいれば、少々じゃ怯まないなと思いますが、やはり、大きな新しいことをしようとするときは不安や恐れがあります。
だから、小さなできることをしていこうと思います。そこで場数を重ねていれば、また、次の道が見えるのではないかと思います。
世間は本当はそんなに厳しくない
世間って本当はそんなに厳しくない。困ったときは手を差し伸べてくれる人がいるし、もっと気楽な気持ちで向き合えばいいんだよねって。
『この世を天国に変えるコツ』斎藤一人・みっちゃん先生 株式会社 徳間書店、2024年
厳しかった孤独からの抜け出し方
私は支援者に出会うまでは孤独感は大きかったです。
それまでは、統合失調症で、低収入で一人暮らし、八方塞がりな状態。
切り抜けるのは自分の力しかなかったですが、自分の力ではどうしようもないこともありました。
そういう経験があるので、一人で切り開かなければと思って相談するのがすごく苦手でした。
支援者に出会ってから、徐々に心を開き、相談できるようになったと思います。
簡単なことでしたが、困ったときは相談すればいいのかと思いました。
統合失調症とか障がいであれば、病院や病院の相談室、市役所の障がい福祉課、福祉事業所などがあります。
医療や福祉には横のつながりがありますので、どこかにつながることが大事です。
私が最初につながったのは、職業安定所の障がい者相談窓口でしたので、どこかから相談につながれれば、孤独な状況からは抜け出せるはずです。
そして、気楽な気持ちは大切だと思います。
私は真面目な性格があるのでいちいち重く考えすぎていることがありました。
もう少し、楽に生きていこうと思っています。
まとめ
- 基本的にトライ&エラーで改善していくもの
- 薬飲んで静かに、自分が没頭できる楽しいことをしていると回復する
- 目の前にある簡単なことをやるしかない
- 今、できることを簡単なことから順番にやるしかない
- 明るく楽しく喜びの場数を踏みたい
- 医療や福祉には横のつながりがるので、どこかにつながることが大事
- もう少し、楽に生きていこう
自分がこれから、新しい挑戦をしていきたいと思いながらも、恐怖から足踏みをしていましたが、勇気をもらえました。
皆さまに素晴らしくしあわせなことが湧き水のごとくあふれ出しますように
2024/09/15 16:41:58 キクシェル
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