統合失調症としあわせの種(生育)シリーズ記事は以下で読めます。
しあわせの種の生育2
優しく明るい光にほどよくあててあげる(日光をあびる)
私は統合失調症になって、症状が出るまでのこと、症状が出てからのこと、さまざまにストレスを感じている日々を過ごしました。音楽制作や、ゲーム創作、小説創作活動などをして過ごしていましたが、社会復帰もうまくできず、自己否定的でした。そんな私だからこそ言えるのですが、今を一所懸命に生きている自分をもっとほめたり、可愛がってあげたりすることが大切だと知りました。
自分をほめること
生きていくことはものすごく大変で、それをできてるだけでもう十分だと、誉めることができると思います。
ピアの方が「生きているだけですごいよね」という言葉を言っていたことをよく覚えています。
何か大きなことを成し遂げることだけが正解じゃない。そして、日々、何かほめられることは必ずあると確信しています。
日記で自分をほめる習慣をつけていったら、そう思えるようになりました。パソコンの日記にほめる項目を作って習慣化しました。最初はうまくできなかった自分をほめることもできるようになりました。そうすると、自己否定は徐々に減少していきました。
今は、自分のことをとても価値があり、重要に扱えるようになりました。
愛や優しさを持って自分を可愛がる
自分を大切にするという言葉を聞いたことがあるのですが、賛否があるかもしれません。ですが、自分が自分を乱暴に扱ったり、自分の気持ちを抑えつけたり、犠牲にしたりすることはやはり、自己否定につながると思います。私の経験では自己否定はしあわせを感じることができなくなってしまいます。
だから、自分のことを自分の一番大切な人と思って接することが大事だと思います。決して、他人を大事に扱うなということではなく、自分がしあわせでないと大切な人も喜ばないのではないかと思うようになりました。だから、自分がしあわせを感じることが大切で、自分をしあわせの外側においては大切な人が悲しむだろうということです。
明るくキゲンヨク過ごす
これは、私が最近心がけていることです。簡単な理屈で、暗い人より、明るくキゲンヨク過ごしている人は明らかにしあわせそうでしょう。
だから、明るく、キゲンヨクを心がけるようにしています。
ここを今、私のいい感じの基準にしています。ストレスで体調が少し崩れた時も、なるべく早い段階で明るく、キゲンヨイ状態に回復するように、さまざまな回復方法をリストにしています。
そして、そして、そのリストを休憩時間に見るようにしています。そのことで、また、明るく、キゲンヨク生きることを意識できます。これも私のWRAPです。
自分のしあわせで貢献する(光合成で酸素を作る)
植物は、光合成をして私たちの生命と生活にひっそりと貢献してくれています。とてもありがたいことです。私たちの生活でも、社会システムの中でさまざまに貢献してくれている人たちが大勢います。とても有り難いことです。
私たちも何か社会のシステムの中で誰かを喜ばせる能力を持っているはずです。
大切な人を喜ばせる働きをする
統合失調症の症状が悪化して、入院して、失業して、そういったことの繰り返しの中で、自分は誰の役にも立っていないという意識が非常に強かったです。その意識のせいで、思いっきり楽しんで遊ぶことができなくなりました。どこか、遊んではいけないのではないかと、そんな思いに駆られていました。勉強するか働くか、追いつめられれば追いつめられるほど、遊ぶことに後ろめたさを感じていました。今、思えば軽く遊びに出て、新しい空気を吸って、明るくキゲンヨク過ごしていた方が人生を好転させるチャンスは今よりは多かったかも知れません。
そして、私は、就職することを恐れていました。ブラック企業の話や、実際に低収入を体験すると、仕事しても苦しいだけだと思うようになりました。しかし、自分のできる範囲で仕事をして、感謝の言葉をもらえることは私にとってはとても嬉しく、喜びでした。自分が働いて大切な人が喜んでくれることはとてもしあわせでした。低収入はなかなかお金の大切さを学ぶ修行になりましたが、働く喜びも少しはわかりました。そういう経験をしていく中で、自己否定がなくなっていき、自分を肯定できるようにもなりました。私は、大切な人のために働くことはとてもしあわせだなと思っています。
今、できることで働く
私は、出世欲が強かったので、いつも大きな遠くの方ばかり見ていたように思います。ですが、私ができることは、今、この場所からどうするかということなのです。ということは、今、目の前のできることを淡々とこなしていくことしかないなと思います。私はストレス脆弱性がある統合失調症でしたので、自分に苦手なストレスがかかることは避けるようにしています。
今、できることをしていくこと。それは今、自分ができることだから、ストレスはおおく見積もっても中程度ぐらいまでで済みそうです。それならば、統合失調症といえど、ストレスに対応可能ではないでしょうか。私は、そういう経験を積み重ねている最中です。より大きなストレスに挑戦することもできるようになるかも知れません。私はとても楽しみです。
働いて喜ばせることを楽しむ
私の仕事の醍醐味はいくつかありますが、目的の仕事を達成し、感謝の言葉をもらえたときが大きいです。また、喜んでもらったり、ほめられたときはとてもうれしくなります。
そういう単純なものなのだと思います。それで、喜んでもらえれば仕事は成功しているのだと思います。私は、一緒に働いている仲間が喜んでくれたときも嬉しいです。探せば、働く中でも楽しめることは結構あると思います。お金という対価を得ることも大切ですが、それだけではないということなんだろうと思います。
2024/09/23 03:36:38 キクシェル
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