前回、統合失調症でも希望はあるという記事を投稿しました。
読んでみたい方は下記のリンクから記事を読めます。
この中で、大切なことはしあわせなことに気づき、豊かになろうと決めることだと書きました。
この思いが、私のしあわせの種です。
私はしあわせを「運がいいこと」「満ち足りていること。不平や不満がなく、たのしいこと」という意味で使っています。使い分けはしていませんので、読みにくいかも知れません。
このしあわせの種が今の私のしあわせの元になっています。
最初はこのことがしあわせの種だとは思っていませんでした。
振り返ってみれば、現状は生きているだけでしあわせだなと今あることに感謝することをし、もっと豊かなことも体験したいなと思ったことが現在につながっているのかなと思います。
今までの体験をふまえ、そのしあわせの種をどうやって育てていこうかを少し考えてみました。
長くなりそうなので、何回かに分けて記事に掲載します。
統合失調症としあわせの種(生育)シリーズ記事は以下で読めます。
しあわせの種の生長
数年前から、観葉植物を育てています。ガジュマルです。一時期は生育がよくなく、葉も黄色になったり奇形の葉っぱがでていたりしていました。私が社会復帰していく様を一番近くで見ていた植物はこのガジュマルです。今も、部屋で大きな葉をつけて元気に育っています。
私は、しあわせで豊かになるというしあわせの種をまきました。
元気に育ったガジュマルに必要だったものと重ね合わせながら、見ていこうと思います。
当然、植物は人間関係がなかったりするし、異なる部分もあります。
多少無理がある取り組みですが、植物を題材にしてみたということで見ていただければと思います。
しあわせに必要な分だけ、お金を得る。(必要な分だけ水を与える)
統合失調症の私は、入退院もあったりして、転職も多く、収入は低水準で、お金の大切さがよくわかりました。
しあわせにはある程度のお金は必要というのが体験としてあります。
それは、低収入の生活を経験したからですが、お金で得られたであろうしあわせというのもあったなと思います。
逆に、お金がないからしあわせではないということでもないのだなとも思いました。
ただし、生活が最低限成り立たないのなら、それは、苦しいです。
だから、しあわせに必要な分だけ、お金を得る必要があります。
収入を増やすか、節約するかを考えることになるのですが、低収入だと節約は限界がありますので、収入を増やすことがひとつの答えだったりします。
そして、働くことはしあわせにつながっているようです。働くことが人を喜ばせることにつながっているからです。
だから、収入が増えるということは多くの人を喜ばせたということもできます。だから、収入を増やすには多くの人を喜ばせればいいのだと私は考えています。
しあわせであるのに必要な分だけ、お金を得る。
しあわせは案外身近にあります。お金で買えないしあわせとか、耳にしたこともありますが、生活ができないなら苦しいです。苦しいときにしあわせを感じられるのか疑問です。
お金があれば選択肢が増え、選べる自由がえられる。
それはしあわせの一部だと思いますが、自分の選択の意志を示すというしあわせのためにはとても重要のような気もします。
必要なお金の金額は人それぞれだと思いますが、少なくともお金の問題でしあわせの選択肢を削りたくはないなと私は思います。
そのためには、やはり、収入を増やすことを考えることになります。自分の経済問題にしっかりと向き合うことも必要なのかも知れません。
関連しますが、収入を得るには仕事を頼まれることが必要になります。
仕事や頼みごとをされないのはやはり、自分に問題があるのかもしれません。
自分が迷惑そうな顔をしていたり、自分が何ができるかをきちんと見せていないことが原因としてあるのかも知れません。仕事を頼まれるようになると、働く機会がおとずれ、収入も自ずと増えるのではないかと私は思っています。
自分の活力やメンテナンスのためにも、お金を得る。
しあわせでいるために最低限のお金は必要です。
低収入だと、我慢が生じて、しあわせから遠のくと思います。欲はあってもいいと思うので、そのためにも、働いて収入を得ることが重要だと思います。
障がいがある場合、問題となってくるのは働き方ですが、働き方は自分の症状やスキル、得意に応じて選択することもできます。
多くの人は最低賃金をもらえる就労継続支援A型、一般就労や障がい者雇用を考えるかも知れませんが、一般就労だけが働き方ではないはずです。自営業なども視野に入れてもいいと個人的には思ったりします。その方が、活力が出る人もいると思うからです。
その場合は、個人的にはストレスやリスク対策は万全にする必要はあると思います。
統合失調症だからか、世間一般そうなのかわかりませんが、夢を潰される機会は非常に多いです。
揺るぎない夢だった場合は、何を言われても続けてしまうのだろうから、そのまま続けていいと思うのです。誰の人生でもない自分の人生ですから、自分の意志と責任で働き方を選択したらいいと私は思います。
元気でキゲンヨクいるためにお金を使う。
いろいろなお金の使い方があると思いますが、自分が元気になれるようなこと、キゲンヨクいられるようにお金を使えると自分のメンテナンス面では大事なことです。この中に、大切な人を助けたり、喜ばして自分がキゲンヨクなることもここには含まれています。
私は神様、仏様が好きなので、賽銭箱にお金を入れます。これもひとつ元気でキゲンヨクいるための使い方です。自分のサイズ感ではお金を入れるのは賽銭箱だなと思っています。
しあわせな環境を整える(生育環境を整える)
しあわせでいるためには環境も必要です。人間は自分が移動することで環境を変えることができます。また、人間関係を構築して、心地よい関係性を作ることもできます。
統合失調症になると、症状の影響もあり、人が離れていくこともあります。そうした中でも、再度、しあわせな環境を整えていくことは可能です。
自分をサポートする体制と整える。
統合失調症になって、孤独になると、本当につらいです。
だからこそ、自分をサポートする体制を自分で構築できたら、しあわせ感は増します。
自分の経験から、とにかく、話をする機会はあった方がいいです。
例えば、定期的に話せる支援者をつくるとか、訪問看護などのサービスを利用して医療福祉につながることは大切なことだと思います。
たとえそれが、たわいのない雑談だとしても、そのこと自体がありがたくしあわせなことだと思うからです。
症状悪化時の対応プランを作る。
症状が悪化した時、どうしたらいいか。あらかじめ対応を決めておくといいと思います。
一番良いのは入院に至る前に予防することなのですが、私は、何度か再発して入退院を繰り返しました。
体調を観察すると、入院前はやはり前兆があり、その段階で仕事を休むなり、休養を取るなり、頓服を飲むなりすることができます。
私は、WRAP(Wellness Recovery Action Plan)を使っているので、調子が悪くなったときのサインを意識するようになっているので、その場合は、休養を取る、早めに寝る、頓服を飲む、医師や支援者に相談するなどの対応をとっています。
プランがあると、調子が悪くなったらどうしたらいいかを確認することでできる行動を思い出せるのでとても助かっています。
お互いキゲンヨクいられる関係を築く。
私は親や友人にも深刻な話をあまりしてこなかったので、どの程度、障がいや症状の深い話をしていいかわからないところがありました。
引くぐらい重たい話や文章を見せたこともあります。その時は、後から反省して、見せるべきではなかったなと思いました。
支援者とそういう自分の闇の部分の話をしたりする中で、だんだん自分も心が晴れて、だんだん、キゲンヨク雑談できることはとてもいい関係だなと思うようになりました。
暗い話は本当に深刻なときにするぐらいでいいのかなと今は思っています。キゲンヨク雑談をできる関係がそれを可能にするのだとも思っています。
2024/09/22 23:28:53 キクシェル
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