雑音話3 DEAR

曲のあれこれ

 この曲は、学生時代に作ったオリジナル自作CD『DEAR』のタイトルにもなった象徴的な曲です。自作CDの中で、一番完成度が高いかなと思ったのがDEARだったので、自作CDのタイトルにしたという経緯です。元々、学生時代の相棒への手紙を意識したものでしたが、この曲は恋愛をする中で進化して、信頼が愛に変わるという現象が起きています。聖地で二人きりの時、野外演奏をしたのですが、その愛はそのまま私の思い出になりました。

 その後、私は、何かあるごとにギターでこのDEARを弾いていました。当初、アコースティックギターでしたが、エレキギターに変更しても、DEARはギターを触るときは必ず弾いていました。

 そのまま、埋もれていくのかと思いましたが、事態が進展したのが、就労継続支援B型の仲間とバンドを組んだとき、このDEARがバンドのメイン曲として選ばれました。もう1曲はアスベストでした(笑)。

DEAR

DEAR

DEAR 歌詞

天文学的確率で 今、僕らは出会ったんだ

それぞれ違う場所で生まれたけれど ここにいるよ

さんざん迷ってたどり着いた 人生という道の途中で

夢をつめこんだリュック背負った 君に出会えた

導かれた 僕らは出会うことを

君と出会えてよかったなぁ 本気で思う

一人で生きると強がって 歩いてきた僕だけど

リュックの重さに耐えられなくなって 助けをもとめた

次々にあふれてくる 不安の数々を受け止めてくれた

過去のこと 将来のこと 好きな人のことでさえも

自由になれた 僕らは出会うことで

君と出会えてよかったなぁ 本気で思う

君がいなけりゃ この人生は つまらないものになってただろう

この偶然に感謝して 一緒(とも)に歩きだそう

いつの間にか築かれていた      愛の中で

本音でぶつかりあいながら 夢の地図みせあった

わかりあえた 僕らは出会うことで

君と出会えてよかったなぁ 本気で思う

天文学的確率で 今、僕らは出会ったんだ

それぞれ違う場所で生まれたけれど ここにいるよ

君がいなきゃこの人生は つまらないものになってただろう

この偶然に感謝して 一緒(とも)に歩きだそう

君がいる ただそれだけで 僕の心の居場所がある

いつか手をふる その日まで 笑いあおう

君と出会えた その瞬間に 必要なものは全てそろった

いつかやってくる分岐点まで 語り歩こう

語り歩こう

DEAR 余談

 母が入院して、病室にいたとき、何か楽しめることができないかと、考えて、病室で語りかけるように母にDEARを歌いました。DEARの終盤にさしかかる頃に、看護師さんが慌てて入ってきたので何かと思ったら、脈が止まっていたらしい。その後、息を吹き返したけれど、母親からの感想は聞けませんでした。ただ、病室で母が元気なとき、「あんたは、じゅうぶんがんばっちょるいね」と私の頑張りを認めてくれました。本当に、嬉しかったことを今もはっきり覚えています。ありがとう。

皆さまにしあわせなことが湧き水のごとくあふれ出しますように

2024/10/04 22:04:54 キクシェル

コメント