私が、長編小説を書く上で、キャラクター設定について本を読んで学んだことをまとめてみました。
キャラクターが魅力的であること
いちばん大切なのはキャラクター設定であるといいます。
キャラクター設定で、どうなればいいのかというと、キャラクターの個性を書き出しつつ、キャラクターの個性や行動が脳内で映像化できればいい、とのことでした。
確かに、小説を読んでいる時はキャラクターや場面を想像しながら読みます。自分が短編を書く時も、イメージが浮かんだものを描くようにはしているので、この辺りは一緒のような気がします。
登場人物のキャラクターの軸
先ず考えることは登場人物の性格(キャラクターの軸)だということです。
性格はシンプルにデフォルメして考えるといいとのことです。
例えば、イラストで、ジョン・レノンを描こうと思ったら、丸めがねと大きな鼻、ヒットラーであれば、前髪とちょび髭だけで伝わります。登場人物もある面を誇張することで、人物像が伝えやすくなります。
『シナリオ・センター式 物語のつくり方』新井一樹
性格を考える時は、生まれ育った環境(生い立ち)を含めることがとても重要だということです。性格形成に過去が影響していることは明白です。
キャラブレの原因になるので行動や感情は変わっても、登場人物の性格は変えないことが重要だとも述べています。そして、登場人物に性格に紐づけられた「憧れ性」と「共通性」の軸(キャラクターの軸)を元に人物像をイメージして人物の履歴を埋めていくことが大事だと述べています。
「憧れ性」とは、観客・読者が登場人物に憧れを抱く面
「共通性」とは、観客・読者が同じようなところがあるなと親近感を持つ面
また、登場人物は欲望を持っており、「社会的欲望」「個人的欲望」「生理的欲望」を持っているといいます。この欲望で感情やセリフが表現されていくそうです。
登場人物が葛藤をのりこえるのも欲望があるからだそうです。
キャラクターの軸をつくる方法を試しているのですが、この方法で、キャラクターの性格の軸をつくって今後の長編小説に行かしていこうと思っています。全てのキャラクターはまだ完成はしていませんが、性格からキャラクターの軸を発展させると、個性に統一感が出る感じがしています。
登場人物の欲望は物語を展開させる時にとても重要だなと思っています。
しっかりと考えたいと思います。
登場人物のイメージ
また、モデルがあると、リアルなシーンが書けるとも言います。
複数のモデルをミックスした一人のキャラクターを作ってもいいということです。
また、キャラクターに長所と短所を持たせることも大事な要素だということです。
人物の行動がイメージできるまでいければO.K.だということです
ようするに、人物の行動がイメージできれば、キャラクター設定は成功ということでいいのかもしれない。今回はとにかく、人物が勝手に動き出すまで、キャラクター設定を考えていきたいと思う。世界設定の方は大体の所を固めているので、その中にキャラクターを置いて見ようと思っています。
参考文献1『プロだけが知っている小説の書き方』森沢明夫
参考文献2『シナリオ・センター式 物語のつくり方』新井一樹
2024/11/17 18:31:07キクシェル
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