「まずは、同志を探さなければならないな」
エルランダムは商店街を歩きながら空想していた。
世界征服計画を打ち明けるに足る同志を・・・・・・
僕の世界征服は、世の中を生成発展させるという大きな目的がある。
そのために、世界操作という超能力を僕は授かったんだからな。
それにしても、フェシカさんはなぜ、同志を集めるように言ったのだろう。
自助会をはじめる時には仲間と作るというセオリーはある。
僕が弱そうに見えたのかな。
まぁ、いい。
世界操作の能力が戻ったあかつきには、フェしかさんも幸せにしよう。
時計屋の前に黄色の上着を着た男がこっちを見ているのが見えた。
(奇抜なファッションだな。あの色は僕は着れないな)
(あれ、近づいてきた)
男は、会釈した。
「こんにちは。もしかして、私を探していませんでしたか?」
「どういう意味ですか?」
「今日、この日、この場所で、私は大事な人に会うという予言がありまして」
たしかに、僕は世界を言い方向に導く素晴らしく大事な超能力者だ。
大事な人といわれても仕方がないかもしれない。
「なるほど、確かに僕は大事な人です。あなた、もしかして、何かの超能力を持っているのですか?」
黄色い服の男はにやりと笑った。
「やはりあなたでしたか。そう思いました。私は、予知能力を持っているのです」
なるほどな。
僕がここを通ることは予知されていたということか。
「では、僕がこれから何をしようとしているか知っていますか?」
これで、この男の能力の真偽がわかる。
「世界征服。そうでしょ?」
この男、本物だ!
エルランダムは喜び口がほころんだ。
「あなたは、それがわかっていて僕に声をかけたと?」
「もちろん。あなたは他の人間とは違う」
「今、僕は自助会をつくって世界征服し、良い世界を作るを計画しているんです。もしよかったら、力をかしてくれませんか?その予知能力は必ず大きな力になる」
「もちろんです。ですが、私は予知能力が常に使えるわけではありません。ある日、障害をわずらって、予知できないこともあるのです。それでもいいですか?」
「何の問題もありません。体調の善し悪しは誰にでもあります。僕は障がいがあってもなくても超能力者なら世界征服できると信じています。是非、自助会の運営メンバーになって一緒に世界をよくしましょう!」
「ゼシュイといいます。よろしく」
「よろしくお願いします。僕はエルランダムです。障能力者の会の代表です」
ゼシュイさんか。これからどんどん予知してもらって、世界をいい方に操作していくんだ!
2026/05/29 22:01:34 キクシェル

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